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東京商工リサーチの

「ALevel」優良企業ガイド2025東海4県版に載った内容を掲載します。

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株式会社 服部

農家の皆様に安心・安全が肥料や資材を提供

農業コンサルティングやイベントの支援も

代表取締役　服部 浩二

昭和49年1月生まれ、50歳。三重県出身。

大学で土木工学を学び、卒業後は桑名市の建設会社に入社。5年間の勤務後㈱服部に入社。配達や営業などすべての業務を経験し、2016年、代表取締役就任。趣味はバスケットボール。マスターズの選手としてプレーする傍ら小学生への指導も行う。

「経営者インタビュー」

Q1。自社の魅力は何ですか?

　「人に誠実に、製品に誠実に」。この企業理念のもと、農作物生産に使う肥料の製造・販売を手掛けています。当社の源流は明治10年に創業した米穀商にあり、私で4代目。肥料の取り扱いも今年で57年目を迎えました。

　歴史で培ってきた当社の魅力は「トータルソリューション」ということ。多くの農家様とお付き合いを重ねるうちに農業に関するさまざまな相談を受けるようになり、コンサルティング業務が広がっていきました。各農家様の畑に最適な肥料のオリジナル配合、年間の施肥設計、収入に見合った経費のご相談など、農家様と二人三脚となって生産を応援していく業務といえるでしょう。

　肝心の肥料については安心・安全を重視し、仕入れから製造・販売まで社内で一貫したラインを確立しています。卸問屋や肥料販売店を経由せず、自社工場生産で農家様に直接販売できることから高品質・低コストのオリジナル肥料を実現。まるで調剤薬局のような形で有機肥料の配合を行え、細かな要望に応えることができるのです。

Q２。やりがいを感じることは何ですか?

　私たちの仕事は、肥料で農作物の”物語”を紡ぐことだと思うのです。農家様から「こういう味のものを作りたい」という希望があれば、それに合わせた肥料を配合する。「いい作物ができた！」と収量が増えて事業規模が拡大し、農家様の笑顔につながる物語へのお手伝いができたときに一番やりがいを感じ

ますね。

　三重県は全国3位のお茶の産地で、当社のお客様も9割以上が茶葉の大規模農家です。トータルソリューションの立場から各農家様に合ったオリジナルの農業機械の販売も手掛けています。また、農業倉庫についても、私が建設会社に勤めていた経験から社内で設計・施工を完結することが可能です。

　そして、最近さらに力を入れているのが、お客様のコミュニティづくりのお手伝いです。三重のほか、各県の農家様にお声掛けして数名単位でLINEのグループをつくり、情報交換の場としています。そこで共有した情報を他のグループにもお知らせし、総体的に悩みの解決や知識の向上を図ることが目的になります。社内にはセミナールームやスタジオキッチンを完備し、直接顔を合わせての勉強会や、お客様が収穫された農作物の試食や加工提案といったイベントを随時開催。お客様が新たな物語を紡ぎ出すきっかけになればと考えています。

Q3。社員へ求めることは何ですか？

　企業理念と同等に考えているのが「日本一キレイな肥料屋」になろうということ。肥料は衛生管理が重要なうえ体積や重量もあるため、整理整頓を心掛けないと作業上の危険が伴ってきます。当社では定期的に終日清掃に充てる日を設け、安全を確保するようにしています。工場見学に訪れる商社の方や農家様から驚かれるほどの徹底ぶり。安全面だけでなく不良率の削減にもつながることから、今後も全社を挙げて取り組んでほしいですね。

　これまで工場と事務所が離れた場所にありましたが、2022年に事務所を新築移転して工場と一体化し、全従業員が顔を合わせて気軽に声を掛けられるようになりました。もともとアットホームな社風でしたが、ますます風通しがよくなり、仕事への提案がしやすい雰囲気になっていると思います。少人数の会社なので、お互いに思いやりと主体性を持って一人ひとりが楽しみながら活躍することを期待しています。

求める人物像「オールラウンドプレーヤーとして活躍したい人」

　農作物の肥料という特殊なものを扱うため、オールラウンドプレーヤーとして力を磨いていきたいという方に魅力を感じます。工場で取り扱っているモノをしっかり学び、配達に行ったときに営業の対応もできるようになっていただければと思います。お客様のリピート率は100%に近く、家族ぐるみで長いお付き合いができる楽しさがある仕事です。会社としても一人ひとりが目標を持って輝けるよう、個々の能力を伸ばしていけるサポートを行っていきます。

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