- よっかいちai北部版 2024.3月号 VOL.197 掲載 <2/2>
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四日市商工会議所の会報誌に掲載して頂きました
四日市商工会議所の会報誌「商工春秋 No.826」に掲載して頂きました!
以下、記事の内容です。
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四日市発”ものづくり” --------- 株式会社 服部 ---------
収穫する農作物や土壌に併せて、最適な肥料を開発し、製造する。
常に農家に寄り添い、実績と信頼を積み重ねてきた。
人の生命活動の基盤を守る一次産業の未来を支えるため。
「畑から生まれる農作物の物語は肥料が創る」
安心安全な有機配合肥料のオーダーメイドから販売、納品まで
一貫体制で、高品質なオリジナル肥料の低価格提供を実現してきた。
「うちに営業マンはいません。農作物の出来が最大の営業になりますから」と、
笑顔で話す代表取締役の服部浩二さん(48歳)。
元々、明治時代から穀物、肥料、羊毛を商う卸業者の末裔。
父で会長の福芳さん(74歳)が、肥料会社を昭和44年に興し、平成18年に法人化。
工業大学を卒業後に土木会社に勤務していた浩二さんが、家業に就いたころ、
ペットボトル茶が世の中で急速に普及した。
苗木栽培で広大な土地を有する鈴鹿市内の植木栽培農家が
時流を受けて、茶生産に転じた時期が好機となった。
ペットボトル用茶の生産に最適な肥料の開発、製造に着手し、時代のニーズを捉えた。
「作物の物語を創るのは肥料ですから、農作物・土壌・肥料と化学式を猛勉強しまして。
専門家や農家との勉強会や交流も重ねました」と2代目。
努力は身を結び、日本最大の茶所、静岡県は牧之原の
大手茶農家からの受注につながった。
製造するオリジナル肥料の9割はお茶、1割は果樹など。
顧客は県内農家が6割と、地元の一次産業を支えているが、
SNSの発信により、県外オファーも右肩がり。
昨秋、工場横に新社屋が完成し、製造現場と密接したことで本社機能を強化。
社屋2階にスタジオキッチンも併設し、妻で専務取締役の直美さん(45歳)が
伊勢茶を広めるための活用に乗り出した。
静岡、鹿児島に次いで茶生産全国3位の三重。
伊勢茶のブランド力アップも農家と未来を創造する肥料生産者の使命の一つという。
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